
女の人差し指 (文春文庫 (277‐6))
雑誌掲載の小エッセーを集めたものなので、
本当にごくすなおにつづられた文章ばかり。
職人が仕事を終えて一服したときの軽い鼻歌って
感じかな。
著者の素顔や交友が伺えて向田ファン必携の一冊かな。

備長炭指の間カバー(6枚組)
使って行くうちに、指を入れるそれぞれのわっか部分の縁がまるまってきて、なんかすっきりとしない・・・
あと、よく小指が抜けちゃうのも問題のような気も・・・
ただ、質感・さわり心地はざらっと感はなく、充分合格だと思うし、丈夫さは結構なレベルだと思う。
歩いてて、つま先に向かってずるっと抜けちゃわないので、外出時はこちらを利用してます。

ドビュッシー:12の練習曲
音はとにかくクリアで推進力があってもう全く淀みのない演奏。名盤リストで薦められている演奏です。ベロフの技術って凄い!才能も凄い!今まではギーゼキングやコルトー、フランソワ、ミケランジェリで聴きなれたドビュッシーがクラシックから現代版に様変わりしたみたいな超精密度なクリアさで新鮮です。
ですが曇りが全くなくて臆するところもなくて。人間技や情緒を超えていてドビュッシーの持ってるだろう(と私が求める)ためらいや情緒とかの人間くささみたいなものが平たくなって電子的な旋律美に様変わりした凄さが。でも何故か寂しくて空しい。